![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=3HMPND+6HDXWY+50+2HLQJL)
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2021/11/what-is-picture-perfect-rIbHxIKsue4-unsplash.jpg)
みなさんは「暖機運転」をしていますか?
気温が低くなると、車やバイクに乗る前に暖気運転をする方が多いですよね。
この走り出す前の暖気運転ですが、必要派と不要派の意見が分かれています。
暖気運転のやり方を間違えると、トラブルの原因になる可能性もあります。
ターボ車かNA車 ハイブリッド車かによっても条件が異なります。
今回は暖気運転の必要性とメリットについて解説します。
暖気運転とは?
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2022/02/car-g7260326bc_640.jpg)
暖気運転とはエンジンに負担をかけない回転数で走行し
エンジンとオイル、各駆動パーツを温める運転のことを指します。
エンジンを暖めることで、エンジン内部のパーツとオイルが温まり
エンジン本来の性能を引き出すための行為です。
暖気運転はエンジンだけの話だけではありません
前後タイヤやサスペンションも温度が上昇することで、本来の性能を発揮することができます。
暖気運転の必要性
結論を先に述べると条件付きですが、暖気運転はエンジン保護のために必要な行為です!
現在のクルマは、自動チョークやインジェクターなどの電子制御技術向上により
暖機運転を行わなくても、普通に走ることのできる車は増えています。
エンジンの制御技術も向上しているため、
エンジン温度を上げなくても十分な走行が可能になっています。
とはいえ、エンジン始動後に急加速など、エンジンに負荷のかかる行為は控えた方が良いでしょう。
暖機運転がなぜ必要なのか、その理由は
冷えた状態だと、エンジンの金属パーツ間のクリアランスが広くなります。
エンジンを暖機すると、エンジン内部の金属が温まって膨張し
金属パーツ間のクリアランスが適切になります。
さらに、エンジンオイルは、オイルポンプでオイルを流動させ、エンジン内を循環し
エンジン熱によって、オイルの温度も上昇します。
古い車は暖気運転が当然だった
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2021/11/max-simonov-HLUN_AQ4Yko-unsplash-1-1.jpg)
車の燃料供給装置がキャブレターだった時代は
エンジンが冷えている冬季や寒冷地では、5分や10分の暖機運転は当然でした。
暖機をしないと、キャブレターから燃料が正常に噴射されず。
エンジンが冷えた状態だと、エンジンがかかりにくかったのです。
キャブレターにはチョークという、燃料の濃い混合気を噴射する機能があり
冬季でもエンジンをかけやすいよう工夫されていました。
キャブレター車の魅力とは? こちらの記事でキャブレターの仕組みについて解説しています。 宜しければ、こちらもご覧ください!
時代の移り変わりと共に、車に装着される燃料供給装置が
アナログ式のキャブレターから電子制御式のインジェクターに変わっていきました。
インジェクター車になるとチョークレバーは装備されなくなり
エンジン状態に合わせた適切な燃料噴射が行われ、暖気運転の必要性は薄れてきました。
昔の車ほど長いアイドリングは必要ありませんが
暖気運転そのものが必要なくなった訳ではありません。
エンジン始動後、すぐに負荷をかけた運転をするとエンジンを傷つけてしまいます。
ハイブリッド車にも暖気運転は必要?
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2021/11/trac-vu-w9m9B57pTOo-unsplash.jpg)
ハイブリッド車は暖気を目的としたアイドリングは不要とされていますが、
ガソリン車と同様に暖機運転は必要です。
エンジンが冷えている状態ではモーターでの走行はせず
各パーツやオイルの温度が上昇するまでは、エンジン駆動で走行するよう設定されています。
エンジン始動直後はガソリン車と同様に暖気運転をして
優しくアクセルを踏み、負荷をかけないように心掛け走行しましょう。
現在のバイクや車で暖気運転をするメリットは?
暖機運転の重要性は低くなりましたが、適切に行うとメリットがあります。
オイルを循環させて新たな油膜を構成し、エンジンが傷つくのを防ぐことができる
車のオイルはエンジン停止時、オイルパンというエンジン下部の場所に溜まる仕組みになっており
エンジン始動直後はエンジンオイルが行き届いていません。
オイルが行き届いていない状態で負荷の高い走行をするとエンジン内部を痛めてしまいます。
オイルはエンジンをかけ、オイルポンプで流動させて温度を上げますので
エンジン始動後は、数十秒程度アイドリング状態で停車しましょう。
走行する際も、負荷の低い運転を心掛けると、よりエンジンを痛めずに済みます。
まとめ
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2021/11/asyrafunk-rktw-2EHRBs1gefY-unsplash.jpg)
今回は暖気運転について、解説してきました。
車の性能が向上した昨今でも適切な暖気運転はエンジンを傷から保護するために有効です。
しかし、昔の車のように5分や10分のアイドリングをせずとも
数十秒程度のアイドリングと、走り出す際に負荷の少ない運転を心掛けることで
エンジンを傷つけることなく正常に保つことができます。
バイクには未だにキャブレターを装着したバイクが多いです。
自分の車やバイクに合った、適切な暖気運転で愛車を長く大切に!
ご通読ありがとうございました。
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3HMPND+6HDXWY+50+2I0YDT)
コメント