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画像はエイプ100のフロントフォークですが、オイル漏れが発生しており
インナーチューブにオイルが滲んでいます。
フロントフォークの定期的な清掃とメンテナンスでトラブルを防ぐことができます。
フロントフォークのトラブル原因とその対処法について紹介します。
フロントフォークとは?
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フロントフォークとは車体の前側に在り、車体とホイールを繋ぎ
固定している棒状のサスペンションのことです。
バイクが走行するうえで非常に重要なパーツです。フロントフォークに異常があれば
コーナリングやブレーキングの際にギクシャクした動きになり、正常な走行が難しくなります。
インナーチューブ、アウターチューブと呼ばれる2本の筒を組み合わせ
内部にスプリングが入っていて、クッションのように衝撃を吸収してくれます。
フロントフォークの種類
フォークには、正立フロントフォークと倒立フロントフォークの2種類があります。
正立・倒立ともにメリットがありますので、順番に紹介します。
正立フロントフォーク とは
インナーチューブが上、アウターチューブが下にあり
昔からバイクに使われている定番の仕様のフォークです。
倒立フォークと比べ、シンプルな構造でメンテナンス性に優れています。
製造する過程でもシンプルな構造なので、倒立式より多少安価です。
倒立フロントフォーク とは
インナーチューブが下、アウターチューブが上になっているのが特徴です。
正立フォークよりも内部の構造が複雑で、正立フォークとくらべ高価になります。
倒立フォークの方が剛性が高く設計できるので
現在は上位バイクでは、倒立フロントフォークが主流になりつつあります。
フォーク異常の主な原因
オイル漏れの主な原因は、この2つが大半を占めます。
原因1 インナーチューブの錆
インナーチューブに錆が発生すると、インナーチューブは上下に動きますので、錆ている箇所が何度もオイルシールを通過し、傷つけることで、オイル漏れの原因になってしまいます。
原因2 オイルシールの劣化
オイルシールが劣化して、硬くなってしまいます。
これは長年乗っているバイクだけでなく、比較的新しいバイクでも
長期間放置することで、インナーチューブの流動が無くなり劣化することがあります。
硬くなったオイルシールは、シールとしての機能が低下し、オイル漏れに繋がります。
オイル漏れの修理とかかる費用
オイル漏れしてしまったら?
オイル漏れが発生してしまうと、必ず修理が必要になります。
自然にオイル漏れが止まることはありません。
滲んでいる程度でも、放置していると悪化していきます。
修理には分解が必要になり、整備の難易度としては高いものになります。
オイルシールのみが問題だとしても、オイルシール単体で交換にはなりません。サスペンションオイルやダストシールの交換も必要になりますので、フロントフォークのオイル漏れ、修理にはオーバーホールが前提となることを覚えておいて下さい。
バイク屋にオーバーホールを依頼すると?
バイクショップに修理依頼をすると
大抵の場合オーバーホール前提の修理となりますので
シールやオイルなどの交換材料も含め修理代は高価になります。
正立式で2万円から3万円程度
倒立式で3万円から4万円程度の費用がかかります。
トラブルが発生する前に、定期的な清掃とメンテナンスを推奨しています。
清掃とメンテナンスをすることで、フロントフォークの正常な状態を長く保つことができます。
清掃とメンテナンス方法
まず、埃や土などの汚れを取り除きましょう。
綺麗になった状態でシリコンスプレーを吹きかけ、余分なシリコン分をウエスでふき取りましょう。
シリコンスプレーを注すことで、オイルシールとダストシールの劣化を防ぐことができます。
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この製品はシリコン分の潤滑性優れ、シールの保護性能も高いです。
薄く錆が発生している場合は、防錆スプレーなどを注油し
錆びを取り除いてから、シリコンスプレーを使用しましょう。
錆の浸食が酷い場合は、番手の高い耐水ペーパーで少しづつ研磨しましょう。
ペーパーを使用するほど、酷い状態ならば
シールも傷付いている可能性が高いので、オーバーホールでの修理をオススメします。
正常なフロントフォークで快適な走行を!
フロントフォークのトラブルは走行性能の低下に直結する問題です。
コーナリングのふらつきの原因にもなりますし、オイルがタイヤに付着すると
スリップし転倒の危険もあります。
オイル漏れが発覚したら、すぐに修理を検討しましょう。
正常なフロントフォークで、快適なバイクライフを!
ご通読ありがとうございました!
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