HONDA系の軽自動車に搭載されているE07Aエンジンですが
タペットカバーパッキンが原因のオイル漏れが多いのです。
しかし、タペットカバーパッキンと同様に、オイル漏れの頻度が多いのが
タペットサーキュラープラグです。
この部品は高価なものではないので、自身で交換すれば数百円の費用で
オイル漏れを修理することが出来ます。
交換作業もとても簡単ですので、ぜひタペットサーキュラーからオイルが漏れていないか
チェックしてみて下さい。
この記事では、タペットサーキュラープラグの交換方法を解説します。
タペットサーキュラープラグってどこの部品?
タペットサーキュラープラグとは、エンジンのシリンダーヘッドの側面に付いているキャップです。
エンジン製造時の切削加工によって、不必要な穴が開いてしまっています。
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_404966-1024x579.jpg)
カバーを開け、上から見た画像で説明すると
赤い線で〇を付けている場所にタペットサーキュラープラグはあります。
側面にありますので、上からは確認しづらいですね。
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8073.jpg)
下から確認すると、分かりやすいです。
画像はタペットサーキュラープラグを取り外した様子ですが
タペットサーキュラーから、エンジンオイルが漏れていることが分かりますね。
タペットサーキュラープラグにはOリングが取付けられており
このOリングの劣化によってオイル漏れが発生してしまいます。
新品と古いタペットサーキュラーの比較
タペットサーキュラープラグはそのままAmazonで検索しても、表示されます。
ちなみに品番はHS-2084です。
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8065.jpg)
タペットサーキュラーはマイナスドライバーを横に差し込んで
左右に捻ると、簡単に取り外すことが出来ます。
熱によって、プラスチックが弱くなっていますので
割れることがありますが、新品に交換する際には問題ありません。
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8068.jpg)
取り外したタペットサーキュラープラグです。
ベトベトになったオイルで汚れていますね。
Oリングも痩せてスカスカになっている印象です。
タペットサーキュラープラグはその名の通り、タペットカバー付近に付いている部品です。
エンジンが動いている間、常に高温に晒されますので
Oリングが痩せて、弾力を失ってい、オイル漏れの原因となります。
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8070.jpg)
こちらが、新品のタペットサーキュラープラグです。
取り外した古いプラグと比較すると、ゴムがむっちりとして弾力がある印象です。
タペットサーキュラープラグの取付け
取付け方法はとても簡単です。
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8075-1.jpg)
配線と管が少し邪魔な位置にありますが、配線などをずらさなくても
タペットサーキュラープラグは取付け可能です。
そして、問題の取付け方法ですが
タペットサーキュラープラグを取付け穴に合せて
パチンっと押し込めば、取付け完了です。
ここで一つ注意点があります。
タペットサーキュラープラグは、穴に対してまっすぐ差し込んでください。
斜めに取付けてしまうと、オイル漏れの原因となってしまいます。
交換後はオイル汚れのクリーニングを!
タペットサーキュラープラグを無事に交換し終えたら
取付けた箇所周辺の、オイル汚れを綺麗に掃除しておきましょう。
![](https://asb-craft.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_7055.jpg)
単純に汚いからというのも、理由の一つですが
もう一つの理由は、もし、再びオイル漏れが発生しても
一目でオイル漏れを確認することが出来るからです。
オイルでドロドロに汚れた上に、漏れたオイルが発生しても
オイル漏れが発生しているか、分かりずらいですよね。
新たなオイル漏れに対して、素早く対処するためにも
補修した周辺や、エンジンは綺麗にしておきましょう。
オイル汚れに対して、クリーナーを吹きかけて、洗い流すと
簡単にエンジンを綺麗にできます。
まとめ
タペットサーキュラープラグの役割と交換方法を解説してきましたが、いかがでしたか?
この部品はあまり重要視されず、E07Aエンジンでは
タペットカバーパッキンや、プラグホールガスケットからのオイル漏れが
多いと言われておりますが
意外と見落としがちになるのが、タペットサーキュラープラグです。
交換も自分で可能なほど、簡単な作業ですので、工賃もさほどかかりませんし
タペットサーキュラープラグ自体も、数百円と安価です。
オイル漏れを患っている車両はもちろん
まだ、オイル漏れしていない車両も、リフレッシュという意味でも
交換を検討してみてはいかがでしょうか?
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