暑い夏の車内を快適に!天井の断熱材貼りで効果的に車の暑さ対策!

ルーフの断熱処理 カスタム・メンテナンス
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夏の暑い日差しの中、駐車していた車に乗ると、車内に籠った暑い熱気に毎回悩まされます。

エアコンを掛けてもなかなか車内の熱気が収まらない・・・

特に広さの割にエアコンの能力の低い軽バンは熱気が収まらず、走行中も内部の温度が上昇してしまうほどですね。

「夏でも快適に走行したい」「駐車していた車内の熱気を抑えたい」
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

車内の温度上昇を緩和させるには、ルーフ(天井)の断熱処理が最も有効とされています。

この記事ではHONDA バモスを例にルーフ(天井)の断熱材貼りを解説していきますので、ルーフ断熱の参考になれば幸いです。

先にルーフの断熱処理をした結果を発表しますと・・・

劇的に車内の温度上昇を抑えることが出来ました!

車内の温度が上がる原因

車のボディは鉄の上に塗装を施しています。
車の塗装には遮熱効果は無いため、ボディの鉄を通して車内に熱が伝わってしまいます。

車内の温度上昇の原因はボディからの熱以外にも・・・

窓からの直射日光によりダッシュボードやシートが温められ
車内の温度上昇に繋がり、窓を完全に閉めている状態では、熱気が車内に籠るため
温度は上昇し続けてしまいます。

夏の車内温度は70℃を超えることもあり、そのまま乗車すると短時間で熱中症になってしまうほどの温度になります。

外気温35℃を超える炎天下ではエアコンの効きも悪くなり
エンジンを停止すると10分程度で車内は30℃を超えてしまうほど
車の中の温度は上昇し易いのです。

温度上昇を抑える対策

車内の温度上昇を抑える対策として、窓を少し開けておくことと
サンシェードの設置やルーフ(天井)の断熱処理があります。

今回は挙げられた対策の中でも温度上昇に効果が高いとされている、ルーフ断熱を施工していきます。

窓を少し開けておくことや、サンシェードの設置と比べて、少し難易度の高い熱対策ですが
最も面積の広い天井部分を断熱することで、大きな断熱効果が期待できるでしょう。

ルーフ(天井)断熱で期待できる断熱効果

車のルーフは最も面積が広く、そして直接日差しが降り注ぐ部位でもあります。

ルーフは内装の内張1枚のみで塞がれており、その上はすぐに鉄板ですので純正の内張のみでは断熱効果は期待出来ません。

温められた空気は、上に溜まる性質を持つため車の中では丁度、人の顔の位置に暑い空気が溜まってしまい、さらに天井からのジリジリとした熱気で、暑さをより一層感じてしまいます。

そうしたルーフからの熱を防ぐことで、車内の温度上昇を抑えることが可能です。

車内の熱が特に過酷な軽バン

バモス

筆者の所有している軽バンのHONDAバモスは平成18年式で走行距離は現在138,000㎞と過走行気味

ボディーカラーは黒なので、他の色よりも熱を吸収してしまい車内はより高温になります。

広い室内を冷やすにはエアコンの能力は心もとなく、エアコンを稼働させて数十分でやっと涼しくなる程度で、このままでは夏の運転に支障があるうえ、とてもではありませんが車中泊なんて出来たものではありません。

貼付ける断熱材と必要な面積を解説

使用するのは、Amazonで購入した車内への貼り付けに適した断熱材です。

50cm×30cm×12枚の製品を2セット購入しました。

ロールで購入した方が安上がりなのですが、必要な量を毎回計測して切る作業が手間でしたので
切り売りされている断熱材を購入しました。

軽バンに必要な枚数は?

必要な枚数の計算
バモスのルーフ面積は概算ですが、2.4×1.45=3.48㎡なので
断熱材は2セット購入して0.5×0.3×24=3.6㎡で少し余る計算になっています。

この断熱材は厚さ5㎜となっていますので内張がへの干渉は心配ありません。

断熱材が薄いということは断熱性能が低いと思われがちですが・・・

重要なのは隙間なく貼り付けることです。分厚い断熱材を使用しても隙間が多いと熱は伝わってしまいますので、正しい貼り付け方を意識することが重要です。

あまりに分厚い断熱材だと、車の内張が納まらない可能性もありますので
車に使用するにはこのくらいの厚みが適切です。

ルーフ断熱の施工に必要な道具と材料

必要な道具

HONDA バモスを例に断熱処理の手順を解説します。

断熱施工に必要な工具は少なく以下の6点です。

・レンチ 
シートベルトアームの着脱に使用
※バモスでは14㎜レンチしか使用しません。

・ドライバー プラス・マイナス 
ルームランプや内張のネジ外しに使用

・内張剥がし工具
内張の剥がしに使用します。

使用する材料

・シリコンオフ
しっかりと断熱材を貼り付けるために油分を脱脂します。パーツクリーナーでも代用可能です。

・ウエス
シリコンオフと合わせて、脱脂や汚れの除去に使用します。
洗車用のタオルでも構いません。

・断熱シート
今回の主役である、断熱性能を有しているシートですね。
車用に販売されており、貼付け面に接着剤付きの物がおすすめです。

断熱張り作業の手順

ルーフ内張の取外し

まずはルーフの内張を外すために、取付けられているサンバイザーや手すり、ルームランプを外していきます。

次にルーフの内張に取付けられていた装備を外した後は、前後のピラーとリア窓の窓枠を外します。

ピラーは全て、ツメとピンで固定されていますので、手前に引っ張ると取外しが出来ます。

ツメやピンの外し方のコツは思い切りが重要で
初めて作業する方は、少し恐いかもしれませんが、思い切り引っ張ってみて下さい
「バコッ!!」と音をたてて外れます。

そして最後に内張を固定しているピンを内張剥がし工具を使って外すと、ルーフの内張が外れ
ルーフの鉄板が姿を現します。

貼付け前の脱脂

脱脂の工程は軽視されがちですが、とても重要な作業です。

せっかく貼り付けていても油分によって、断熱材が剥がれる可能性があります。
断熱材は鉄板に密着していることで熱気を防いでくれますし、内張を戻した後では再び貼り直すことは困難ですので、しっかりと貼り付け前に脱脂を行いましょう。

脱脂作業はシリコンオフで行うのが一般的ですが、パーツクリーナーでも代用可能です。

画像にあるようにしっかりとウエスにシリコンオフを染み込ませ、施工面をしっかりと拭いていきましょう。

断熱材の貼り付け作業

脱脂が完了したら、いよいよ断熱材を貼付けます。

ルーフ鉄板の端から隙間なく貼り付けていきます。
このとき接着面をしっかりと押さえつけて圧着しましょう。

軽バンのルーフには剛性を高めるためのリブと梁が通っており
梁には内張が密着するため断熱材は貼り付けないように注意して下さい。

このように断熱材に隙間が出来ないよう貼り付けていきます。

全面に断熱材の貼り付けが完了しました。
内張を外した時と逆の手順で取付けて作業完了です。

実際に断熱の効果はあったのか?

実際のところ、ルーフ一面に断熱材を貼って効果はあったのか
皆さん気になるとこだと思います。

数値を計測したわけではなく体感的な感想ではありますが

劇的に車内の温度上昇を抑えられました。

作業中にルーフの断熱を貼った箇所と、何もしていない鉄板を触って比較してみると
断熱材の箇所は、太陽からの熱を全く熱を感じませんでした。

対して、何も施していない鉄板は素手で触ると火傷しそうなほど高温となっていました。

これほどの熱がノーガードで車内を温めていたのかと思うと、断熱材の偉大さを感じます。

まとめ

ルーフ(天井)の断熱材貼りを解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

車の断熱処理はよほどの高級車でもない限り、施工されていません。

車のルーフは常に日差しが降り注ぎ、高温になる箇所ですので
断熱の効果はとても大きいです。

車内の温度上昇が抑えられれば、エアコンも最低限の使用で十分涼しく走行出来ますので
「夏でも快適に車に乗りたい」「車内の熱気を抑えたい」と悩んでいる方は
ルーフの断熱材貼りを検討してみてはいかがでしょうか?

ご通読ありがとうございました!

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