ふと気づいたときに訪れる、オイル漏れや、オイル滲み
どんな車も走行距離が伸びると、大なり小なりのオイル滲みが発生してしまいます。
駐車している車の下に、オイル漏れの形跡があるとショックが大きいですね。
オイル漏れや滲みは、ガスケットを交換して修理するのが一般的ですが、自動屋で修理を依頼すると高額になるケースが多いです。
そこで、よく話題に上がるのがエンジンオイル添加剤
エンジンオイルに添加するとオイル滲みや、軽度のオイル漏れを止めることが出来る製品です。
しかし、オイル添加剤には効目が弱く、オイル漏れに対して効果が無かったという製品が多いです。
さらに、巷には多くのエンジンオイル添加剤が存在し、価格や効目も様々です。
この記事では、オイル漏れやオイル滲みに対して本当に効果のある。
いわば、オイル滲みの最終手段ともいえる、エンジンオイル添加剤を紹介します。
リスローン リアメインシールリペア
この記事で紹介する、エンジンオイル添加剤は
リスローン リアメインシールリペア です。
このオイル添加剤は、オイル滲みの最終手段とも言われており
「シールリペアを添加して、止まらないオイル漏れやオイル滲みは
もう、エンジンを開いてガスケット交換するしかない」
と整備士の言わせるほどの信頼を得ている、オイル添加剤です。
リスローンってどんな会社なの?
RISLONE(リスローン)社は1921 年設立され
世界で最も早く自動車用ケミカル添加剤を製造したパイオニアメーカーです。
1921年の登場以来100年以上、信頼され続けている自動車用プレミアムケミカル製品の会社です。
漏れ止め、補修、メンテナンスから
エンジンのピークパフォーマンスを引き出すレーシングケミカルなど
幅広く商品展開しており、長い歴史と確かな品質を誇る北米のメーカーです。
シールリペアの効果とは?
リスローンがオイル漏れを修復するために、開発した漏れ止め添加剤です。
クランクシャフトシール、タペットカバーパッキン、ガスケット、カムシール、Oリングなどのあらゆるエンジンオイルシールからの激しいオイル漏れにも対応可能です。
添加剤に配合されているポリマーが柔軟性、伸縮性そして弾力性を失ったシールを復活させます。
ガスケットやシールは長きにわたるエンジン熱によって、スカスカに痩せていきます。
痩せてしまったガスケットやシールの隙間からエンジンオイルが滲んでしまいオイル漏れに繋がるのですが
痩せて細くなってしまったシールを新品同様に弾力性を復活させ
隙間から漏れていたオイルを止めることが出来ます。
そして、シールリペアには、もう一つのポリマーであるシールポリマーという成分を配合しています。
シールポリマーはシールに油膜を形成し、オイルを止める効果を長持ちさせることが出来ます。
この二つのポリマーのW効果により、激しいオイル滲みやオイル漏れを止めることが出来るのです。
このポリマーはエンジンオイルが接するあらゆるゴムシール・パッキンに効果を発揮しますので
エンジンオイルに添加し、一定期間使用することで様々なオイル漏れ、オイル滲みを修復することが出来ます。
今まで使用した漏れ止め添加剤
これまで、いくつもの漏れ止め添加剤を使用してきましたが
残念ながらHONDA バモスのオイル漏れを止めることは出来ませんでした。
重度のオイル漏れを止めることは叶いませんでしたが、軽度の滲み程度であれば
十分効果を発揮すると思いますので、これまで使用した商品を紹介します。
【WAKO’S】エンジンパワーシールド
オイル漏れだけでなく、オイル上がり・オイル下がりにも有効ということで
WAKO’Sから出ているエンジンパワーシールドです。
「オイル滲みを見つけたらとりあえずパワーシールド」と言われるほど
有名な商品ですが、激しいオイル漏れには適しませんでした。
しかし、ガソリン車・ディーゼル車・バイク問わず、使用することが出来ますので
汎用性の高さでは優秀な商品かと思います。
筆者も、オイル滲みと聞くとまず、この添加剤を思い浮かぶほど
優秀で有名な添加剤ですね。
愛車のオイル滲みを発見したら
まずはパワーシールドを試してみてはいかがでしょうか?
【KURE】オイルシステム ストップオイルリーク
四輪自動車エンジンのゴム製オイルシールの劣化抑制と性能回復
それにともなうエンジン部のオイル漏れやにじみ、オイル下がりの防止。
エンジン各部のゴム製オイルシールの性能を回復し、劣化による硬化や収縮を防ぎます。
このような説明がKURE工業からされていますが、この製品は
オイルの粘度を上げるポリマーが配合されておりません。
軽度の滲み程度であれば試してみる価値はあると思います。
【モリドライブ】エンジンオイル漏れ止め剤
長期間の継続変化で硬化、収縮したクランクシャフトのOリングシールや
ガスケットのゴム製シールを膨潤させることによりオイル漏れを阻止する添加剤です。
価格は他の添加剤と比較すると安く、手に入れることが出来ます。
筆者が愛車に添加した感想は・・・ リンクを貼っていないことでお察し下さい・・・
シールリペアの使用方法を解説
添加剤の使用方法について、実際にオイル漏れを患っている車両に使用して解説します。
今回、シールリペアを使用する車は、HONDA バモスのターボです。
タペットカバーからのオイル滲みが発生しております。
シールリペアはエンジンオイルに混ぜて使用するので
まずはエンジンオイルを抜いていきます。
シールリペアの容量は500mlで、ガソリン車・ディーゼル車共に使用することが出来ます。
シールリペアはエンジンオイル4~6Lにつき1本の割合で添加が目安となっています。
HONDA バモスはオイル&フィルター交換で3Lのエンジンオイルを使用しますので、シールリペアを半分の250ml使用します。
シールリペアは粘度が高く、エンジンオイルとシールリペアを
別々にエンジンへ入れると混ざり辛いので
ジョッキなどにエンジンオイルとシールリペアを入れてかき混ぜましょう。
シールリペアとエンジンオイルをジョッキ内で混ぜ合わせたら
あとは通常のオイル交換と同じ手順です。
シールリペアはエンジンオイルに添加して、2.3日の走行
距離にして150㎞程度効果が表れ、エンジンオイルの滲みを止めてくれます。
交換後はオイル汚れをクリーニング!
オイル交換が完了しましたら
オイル漏れが止まったかの検証をするために、オイルが漏れている付近を掃除しておきます。
単純に汚いからというのも、理由の一つですが
もう一つの理由は、もし、再びオイル漏れが発生しても
一目でオイル漏れを確認することが出来るからです。
オイルでドロドロに汚れた上に、漏れたオイルが発生しても
オイル漏れが発生しているか、分かりずらいですよね。
新たなオイル漏れに対して、素早く対処するためにも
修復した周辺や、エンジンは綺麗にしておきましょう。
添加して200㎞走行した効果は?
リスローン リアメインシールリペアを添加して、200㎞走行しました。
結果は・・・見事、オイル漏れが止まりました!!!
添加した翌日あたりから、駐車スペースに滴るオイルの跡が無くなり
50㎞を超えるとオイルの焼ける嫌な匂いが完全に消えました。
気になるエンジンルームの汚れ具合を見てみると、掃除した状態のまま
綺麗エンジンを保っており、エンジンオイルが漏れた形跡はありません。
まとめ
「オイル漏れ添加剤の最終手段」と整備士に言わせるほどの効果を持つ
リスローン リアメインシールリペアの効果と使用方法について解説してきました。
シールリペアは他のオイル漏れ系の添加剤と比べて別格の効果を得られます。
シールリペアを添加して止まらないオイル滲みや漏れは
ガスケット交換を行い修理することを推奨します。
オイル漏れやオイル滲みに悩んでいる方は、整備士からの厚い信頼を誇る
リスローン リアメインシールリペアを使ってみてはいかがでしょうか?
ご通読ありがとうございました。
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