自動車のバッテリーを強化&大容量化ってどんなメリットがあるの??

バッテリー大容量化 カスタム・メンテナンス
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「冬場に自動車のバッテリーが上がってエンジンが掛けられない・・・」

「パワーウインドウやワイパーの動きが遅い」「停車中に電装品を使うとヘッドライトが暗くなる」

車を所有しているとそんな症状に遭遇してしまうことがありますよね。

このような症状は、バッテリーの性能低下が原因なことが多いですが、正常なバッテリーを使用していても起こり得る症状と言えます。

最近ではドライブレコーダーの普及により、エンジンを停止していても常時車を監視するために電力を使用しています。

毎日車を使用するという方であればトラブルは少ないですが
数日間車に乗らない、更に冬場となるとバッテリー内の電気を使用しきってしまいエンジンが始動できないというトラブルを耳にします。

バッテリーの交換によって、ある程度の症状は解消されますが
せっかくバッテリー交換をするのであれば、容量の大きなバッテリーに交換してみませんか?

この記事ではバッテリーの大容量化による様々なメリットを解説していきます。

バッテリーの大容量化はこんな人におすすめ

電装品(充電ケーブルや追加照明など)を多く取付けている方

充電コード

・寒冷地にお住まいの方

寒冷地の車

・車に乗る頻度が少ない方

週末に乗る程度の家庭

このようなケースに該当する方は電力の消費量が多い、または電力の充電量が少ない傾向にありますので
バッテリー大容量化は効果が高いです。

バッテリー容量をアップしても大丈夫なの?

車のバッテリー容量を大きくすることに問題はありません!
それどころか容量アップすることによって様々なメリットを受けることが出来るのです。

「車の発電性能を考慮して純正バッテリーは想定されているから、バッテリー容量を上げても意味が無い」という意見も耳にしますが
バッテリー容量を大きくすることで、必要な電力+αの電力の余力を持たせることが出来ますので、安心して車を維持することが出来ます。

バッテリーメーカーが寒冷地仕様として、性能ランクの高いバッテリーを推奨していることから
バッテリー内の電力に余力を持たせることは、バッテリー上がりやエンジンスタートに有効と考えられます。

バッテリー容量をアップするメリット

車に乗る頻度が低くてもバッテリー上がりしづらくなる

バッテリーは電気を使用していない時でも、放電によって少しづつ多々加えている電気が減ってしまいます。
やがてセルモーターを回せないほどの残量になると、エンジンを始動できずバッテリー上がりという症状になってしまいます。

車を所有していても、週に1度、月に数回、車に乗るだけという方も多いでしょう。

バッテリーの容量をアップすることで、多少蓄えている電気が放電により減ってしまっても、エンジン始動に十分な電気を保有することが出来ます。

エンジンスタートが軽くなる

先ほど説明したように車のエンジンを始動するには、セルモーターを電気で回す必要があります。

実は車が一番電気を消費する行為が、エンジン始動時のセルモーターを回すことなのです。

セルモーターは電気で動きますので、十分な電力がバッテリー内にあると、力強く「キュ!キュキュ!」とエンジンを始動してくれます。

電装品を多く付けられる

車にスマートフォンの充電コードを取付けている方も多いでしょう。

スマートフォンの充電程度ならば電気の消費も少ないのですが、車内の照明を付けたり、ドライブレコーダーの装着や、ヘッドライトを明るい物に変更している場合は、通常よりも多くの電気を消費している状況にあります。

これはバッテリーにとっても負荷の大きい状態ですので、性能の劣化を促進してしまいます。

こういった負荷を軽減させることにも、バッテリーの大容量化は有効とされています。

バッテリー型式の見方

車には、車種ごとに決められたバッテリー型式があります。

今回は軽自動車で多く使用されている38B19Lを例に型式の見方について解説します。

38 B 19 L
 ①   ②   ③   ④

記号①
まず最初の38という数字ですが、これはバッテリーの性能ランクを示す数値となっています。
基本的には数字が大きいほど大容量となります。

記号②
次にBの表記ですが、こちらはバッテリーの短い方の幅と高さを示しています。

記号③
19の表記はバッテリーの長手の幅を示しています。
19と表記されていれば、幅が19㎝と覚えるといいでしょう。

記号④
最後にLの表記についてですが、こちらは+−端子の位置を示しています。
+端子が右にある場合はR
+端子が左にある場合はLと表記されます。

バッテリーの選び方

基本的には現在使用されている型式と同じバッテリーを使用しますが
バッテリーの大容量化を検討されている方は先頭の数字をより大きな数字のバッテリーに変更をおすすめします。
先ほど説明したように先頭の数字はバッテリー容量を示す数字ですので、この表記されている数字を更に大きなものに変更することで、大容量化することができます。

バッテリー選びの注意ポイント

注意ポイント

ここで注意していただきたいのは、
先頭の数字以外、B19Lなどの表記は変更しないようにしてください。
こちらの表記はバッテリーの幅や大きさ、+端子の位置を示していますので、適合しないバッテリーでは車に装着できない場合があります。

バッテリーは性能ランクの数値が上がるほど、価格も高くなる傾向にあります。
大容量化を検討されている方は、純正で搭載されているバッテリーの性能ランクよりも、20程数字の大きいバッテリーに交換することをオススメします。

実際にバッテリーを大容量化した結果

筆者の愛車である軽バンのバッテリーが、そろそろ寿命だったこともあり

「せっかく交換するなら、デカくて強いの付けるべ!!」とバッテリーの大容量化をしました。

車はHONDA バモス、指定されているバッテリーは38B19Lで
私が選んだバッテリーはBOSCH (ボッシュ)ハイテックプレミアムの60B19Lです。

純正が38B19Lなのに対して20程性能ランクの上がったバッテリーになります。

バッテリー大容量化した感想

バッテリーを装着して、さっそくエンジンを始動してみました。

明らかにセルモーターの音が大きく力強く「キュキュ!!!」と鳴りエンジンが始動しました!

セルモーターの音もそうですが、普段なら「キュキュキュキュキュ」と数回音がした後エンジンがかかるのですが、バッテリーを交換した後はセル2回でエンジン始動してくれました。

走行している感覚は、交換前と変わりありませんが、電装類には違いが見受けられました。

・パワーウインドウのスピードが上昇

・低回転時に灯火類が暗くならない

これから冬になり、バッテリー容量に不安な時期でもありますので
バッテリーの大容量化はとても満足のゆく結果となりました!

まとめ

通常のバッテリーと強化バッテリー

バッテリーの大容量化のメリットと、バッテリーの選び方について解説してきましたが
いかがだったでしょうか?

車のバッテリーは普段、皆さんが思っているよりも電気を消費しています。
冬になればバッテリーの放電も早まり、バッテリーにとっても過酷な状況となります。

大容量化することで、バッテリー上がりやトラブルを防ぐだけでなく
多くの電気を使用する方にとっても沢山のメリットがあります!

バッテリー交換を考えている方は、ぜひバッテリーの大容量化を検討してみてはいかがでしょうか?

ご通読ありがとうございました。

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