鉱物油? 化学合成油? 車用エンジンオイルの違いについて解説!

エンジンオイル コラム
スポンサーリンク

エンジンオイルを選ぶ際に「鉱物油」や「科学合成油」といった表記を目にした経験はありませんか?

これらはオイルの種類で製法や性能に違いがあります。

車に合ったオイル選びと適正なオイル交換で車の寿命を延ばすことも可能なほど、重要な役割をもつエンジンオイル

今回は、自分の車両に合ったエンジンオイルの選び方と、鉱物油と化学合成油の特徴や違いについて解説していきます。

エンジンオイルの種類

エンジンオイルには3つの種類があります。

エンジンオイルはベースオイルと添加剤で構成されており、ベースオイルが鉱物油なのか合成油なのかで種類が異なり、オイルの持つ特性も異なります。

ここでは各ベースオイルの違いや特徴を解説します。

鉱物油

鉱物油は原料となる石油を精製し、不純物を取り除いて作られたエンジンオイルで、安価な価格で販売されているオイルが多く、コストパフォーマンスに優れます。

鉱物油は他の合成油と比較してエンジン熱により酸化しやすく、燃費向上性能も少し劣ります。

昔からの製法で製造されたエンジンオイルなので、年式の古い車にも適合します。

低コストな製法で作られているため価格が低い傾向にあり、最も安価なオイルグレードと言えますが、一方でエンジン保護性能の低下が早いので、早めのオイル交換を行う必要があります。

部分合成油

簡単な言葉で説明すると鉱物油と科学合成油の間の性能のオイルです。

部分合成油は、鉱物油に科学合成油を20%以上配合することで作られており、鉱物油より性能が優れており、価格も低く抑えられたエンジンオイルです。

部分合成油は、配合の割合と添加剤のブレンドによって、性能に違いがあり
数多くの製品が市場に並んでいます。

化学合成油

上記のベースオイルの中で最も不純物が少なく高性能なオイルで、耐熱性に優れオイルが劣化しにくいです。
耐摩耗性にも優れエンジン保護性能も非常に優れています。

上位のオイルで各メーカーも力を入れてオイルを作っており、理想的なオイルを目指して作っているため、上記のオイルと比較すると性能は高い水準です。

高回転を多用する方や、シビアコンディションで車に乗る方は科学合成油を検討してみてはいかがでしょうか?

エンジンのダメージを気にする方や、車を長期間乗りたい方にオススメしたいエンジンオイルです。

ユーザー別オススメオイル

急な山道の走行で高回転を多用する方には科学合成油

上記で説明したオイルの中で1番性能面で優れており、エンジン保護性能が高いため
高回転でも高い性能を保ち、熱による性能劣化も少ないため、高回転で熱を持ちやすい走行を多用する方には科学合成油がオススメ

ドライブが趣味な方、高回転を使用する方には部分合成油

価格の安さと鉱物油にはない性能を併せ持つ部分合成油や丁度いい選択ではないでしょうか?
街乗りから、ある程度のスポーツ走行を潤滑性の高いオイルが保護してくれます。
また、熱による性能低下も鉱物油と比較して、向上しているので安心です。

通勤で毎日、一定距離の走行をする方には鉱物油

なるべく車にかかる費用を抑えて、毎日の通勤に利用する程度でしたら鉱物油は理想的なオイルになります。
価格が安い鉱物油だからと言って粗悪なオイルなんてことはありません。
エンジン保護性能や潤滑性能はしっかりと確保されており、添加剤によりその性能を向上している鉱物油も多く存在します。

熱と一定の走行距離により性能の低下が想定されますので、3000㎞~5000㎞でのオイル交換を心掛けるならば、問題はありません。

まとめ

今回はベースオイルの種類と特徴について解説してきました。

オイルには3つの種類があり鉱物油 部分合成油 科学合成油と分けられています。
性能と価格に差があり、鉱物油は最も低価格です。
科学合成油は最も性能が優れており、その分価格も高い傾向にあります。

どのベースオイルにも同様に言えることは、適正な距離でのオイル交換が重要ということです。

ご自分の車に合ったオイルの選択が重要で
普段使いなのか、シビアコンディションでの走行なのかによって、入れるオイルを選んでみて下さい。

車に合ったオイル選びで快適なカーライフを!

ご通読ありがとうございました。

エンジンオイル関連記事
バモスターボHM1のオイル交換! 交換の手順と必要な道具を解説

コメント

タイトルとURLをコピーしました