今回はエイプ100に取付けていた、アンダーカウルを補修し塗装し直しました。
このカウルはオークションサイトで、アッパー・アンダー・テールの3点セットで
落札して、そのまま取り付けていました。
これが付けていたアンダーカウル、中古のレースカウルの為、謎の穴が開いています。おそらく位置的にマフラーを通す穴なのでしょう。
他の箇所も補修後だらけなので、補修して塗りなおします。
アンダーカウル補修
開いていたエキゾーストパイプを通す大穴はFRP樹脂とガラスマットで埋めて、パテ整形しました。
FRP樹脂とは樹脂分であるプラスチックに、ガラス繊維などを混ぜ強度を高めた複合材料です。
FRP樹脂の使用方法と補修の手順を解説
こちらの記事で、FRP補修の手順について解説しています。
宜しければ、こちらもご覧下さい。
しっかり脱脂したのち、まずミッチャクロンを吹きます。ミッチャクロンはその名の通り塗料の密着を向上させるプライマーです。
樹脂パーツは塗料の密着が鉄に比べて悪いので、鉄素地以外の樹脂やステンレスパーツを塗装する際は、必ずミッチャクロンを吹くようにしてます。
サフはロックペイントのクライマックスを使用しました。
厚盛性があり、研磨し易い塗料です。
サフェーサーを吹くときは、厚みを持たせることを意識して塗布しましょう。
垂れない程度に、3コートして完了です。
車・バイクの塗装方法を解説 必要な道具や注意するポイントとは? こちらの記事で、バイクや車を塗装する際の一連の流れを、簡単に解説しています。 宜しければ、こちらもご覧になって下さい。
上塗りとクリア塗装後です。
塗装作業の写真も撮りたかったのですが、またの機会に・・・
恥ずかしながら塗装ブースが無いため、青空塗装です。
敷地内に塗装ブースを設置する計画をしているのですが、設置はまだまだ先になりそうです・・・
ゴミ・ブツ取りはコバックスのトレカットを使用して、地道に取ってます。
塗装肌もそれなりだったため、肌調整をして3Mのコンパウンド ハード1で仕上げました
カウル取付け
取付け用の穴も傷んでいたので、FRPで埋めました
位置合わせをしてまた開けなおしです。
取付け後がこれです アンダーは計6か所のボルトで留められています。
シートの色が違うのは、練習用に6W9の塗装したためです…
異様な色合いになっていますが、時間があれば同色に塗りなおします…
アンダーカウルの役割
レース用パーツであるアンダーカウルには、サーキット走行時にエンジントラブルでオイルが飛散しないよう、オイル受けの役割として取り付けるパーツです。
機能としてはオイル受けですが、公道ではドレスアップとしての役割が大きいです。
エンジン下部は通常のネイキッドバイクですと、エキパイがある程度でスカスカです。
アンダーカウルを取付けることによって、レーサー志向のフォルムに近づけることができます。
レース専用品のアンダーカウルは走行時に抵抗にならないよう、空力特性も考慮されています。
まとめ
ボロボロな見た目だったアンダーカウルを補修しFRP補修し塗装できました。
何度もFRP整形したり、カウルを地面に落としたりハプニングが多かったですが、なんとか形になりました!
まだまだ不格好な点が多いエイプですが、時間をかけてカッコいい車両にできればと考えています。
次はホイールでも塗装を予定しています!
ご通読ありがとうございました!
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