エイプ100エンスト頻発 原因は社外タンクキャップのエアベント

NSR50タンク エイプ100
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このところ5年間乗っている、エイプ100が不調で走行途中に、エンストが頻発していました。
エンジンを始動し、数百メートル走るとエンストしてしまう、そんな状態が続いていましたので
原因を究明し、対策を講じたいと思います。

今回はエイプ100の不調の原因と、その対策を解説していきます。

エイプ100不調の原因はエアベント

プラグから順番に消去法で原因を探していると、プラグやキャブレターに問題は無く
不調の原因がタンク周辺にあること考えました。

現在僕のエイプ100は容量アップのためNSR50のタンクを取付けています。

エイプ100 NSR50のタンクを取付け
こちらでエイプにNSR50タンク取付けの記録を記事にしています。
宜しければ、こちらもご覧ください。

このタンク自体には問題は無く、フューエルコックも正常に作動します。

どうやら問題は、社外のタンクキャップにありそうです。

タンクを中古で購入すると、エンジン始動の鍵とタンクキャップを空ける鍵
2つの鍵を持つことになります。
2つ所持するのは、とても煩わしいので
鍵の必要ない社外のタンクキャップを取付けました。

メーカーは不明のタンクキャップですが安価な作りをしているため
このタンクキャップには内圧を抜くエアベントという機構が付いていません。
ガソリンが抜ける際に、タンク内部が負圧になり
ガソリンが供給されなくなります。

純正のタンクキャップは、エアベントといって、空気が通る細い穴が開いていて
ガソリンが抜けても内部が負圧になりません。

とても綺麗で、わかりやすい図で説明するこんな感じです。

純正のタンクキャップの場合

純正のキャップはガソリンが抜けても負圧にはならず
一定の量のガソリンを出し続けられます。

社外のタンクキャップの場合

ガソリンタンクは、排出するガソリンと空気の量が釣り合わないと
負圧と言って内部の圧力が、外部の圧力より低くなり
空気の供給が無ければ、ガソリンは供給されません。

対応策を試案

通常の対策としては、タンクキャップに穴を空け、圧力を調整するのですが
純正キャップのエアベントは、精密な作りをしており
バイクを転倒させても、キャップからガソリンが漏れることはありません

自分でキャップに小さな穴を空けても
満タンの状態では、ガソリンが漏れてしまう可能性があります。

僕はNSR50のタンクに圧力調整の穴を空けることにしました。

このタンクの上に付いている黒いキャップ
ここは本来、NSR50では飾りですが、NSR250だと調整穴になっています。

この飾りのキャップに穴を空けて、250と同じ構造にすれば
圧力の問題は解決できるはずです。

対応策の作業開始

空けた際にでる鉄の切子を掃除するため、タンクは空にしておきます。

インパクトドライバーにドリルを取付け、穴を空けていきます。
ポンチなどでガイドを作り、ドリルが他の所に当たらないよう
注意して作業しましょう。

空けた穴にニップルを差し込み、正常にガソリンが供給されるか確かめます。

内部の切子を取り除き、ガソリンを満タンにします。
エンジンをかけ少し様子見をしたのち、乗ってみます。

しばらく走行してもエンジンは止まらず、正常に供給されていました。

ドリルで穴開けをしたままの状態では、不格好なので
応急処置としてペプシのキャップをつけました。

これでひとまず、問題は解決しました。
ペプシのキャップはそのうち、きちんとした商品を取付けます 笑

ご通読ありがとうございました。

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