エイプのカスタムでよく見かけるディスクブレーキ化
これは制動力を高めるためのカスタムですが、ホイールを含めて交換しスポーティーな見た目にできる人気のカスタムでもあります。
ユーザーの声をHondaが聞き入れ、エイプにはtypeDという制動力を高めたディスクブレーキモデルを発売するほど、ディスクブレーキは人気の要因となっています。
今回はエイプのブレーキを前後ディスクブレーキ化した記録を記事にしました。
エイプのディスクブレーキ化に、必要なパーツをまとめています。
宜しければディスクブレーキ化の参考にしてもらえると嬉しいです。
エイプの制動力
エイプの難点である制動力。エイプは前後の制動機構がドラムブレーキになっています。
前後ドラムブレーキというのは、制動に癖があり、ブレーキコントロールが難しいので
エイプ100ユーザーの方々は、ディスクブレーキ化する方が多いようです。
ディスクブレーキ化するメリットって?
ディスクブレーキとは、ブレーキキャリパーの中にあるブレーキパットで
ホイールに固定された鉄製のディスクを、油圧の力で挟み込みブレーキをかける仕様です。
このディスクブレーキという仕様はメリットが多く存在します。
- 油圧でブレーキを作動させるので、ワイヤー式に比べ制動力が上がります。
人力のみでワイヤーを引くことにくらべ、油圧式の方がコントロールし易いです。 - ドラムブレーキに比べ、ブレーキ機構が外に露出し、大気に触れているので、放熱性に優れます。
ブレーキは連続使用するにつれて、熱を持ちフェード現象と言ってブレーキが効きにくくなる
現象が発生します。 - ブレーキパッドの交換が、ドラムブレーキに比べ容易です。
ホイールを外さなくてもパッドの交換が可能で、整備性に優れています。 - スポーツホイールへの変更
ディスクブレーキにするメリットは制動力だけでなく、ホイールをNSRなどのスポーツモデルの物に交換することで、スポーティーな印象を与えることができます。
前後ディスクブレーキ化のため、揃えたパーツ
エイプのディスクブレーキ化に必要なパーツです。
紹介したパーツ以外の選択肢も紹介しますので、エイプのディスクブレーキ化を検討している方は
参考にしてみて下さい。
フロントフォーク
NS-1フロントフォークを使用しました。エイプの純正フロントフォーク径は31Φです。
当然ながらフォークを固定するステムの径も31Φとなっています。
対してNSRのフォーク径は30Φなので、そのまま流用は出来ません。
NS-1のフロントフォークは31Φなので、そのまま装着することが出来ます。
他にも、エイプのtypeDやXR50やXR100のフロントフォークも31Φですので、流用が可能です。
NSR50 前期ホイール
ホイールはNSR50の物を使用しています。
NSR50には前期ホイールと後期ホイールがあり、見た目と特性が多少異なります。
後期ホイールは6本スポークとなっており、スポーティーな見た目となっています。
こちらのホイールはXR50M・XR100M と同じデザインとなっており
幅や作りも同じですので、もちろん流用が可能です。
前期ホイールは太い三本スポークとなっており
後期ホイールと比べて剛性が高く設計されています。
重さについても前期ホイールの方が軽く、サーキットやレースシーンでも前期ホイールを選択する方が多いです。
XR100M スイングアーム
スイングアームはXR100Mの物を使用しています。
スイングアームは選択肢が少なく、XR50M・XR100MかエイプtypeDのいずれかを選ぶ必要があります。
上記のスイングアーム以外ですと、Gクラフトなどのメーカー品となりますので高価となってしまいます。
XR100M ブレーキキャリパー ホース シリンダー ブレーキレバー
ブレーキキャリパーやシリンダーは、ホースの取りまわしがありますので
XR50・100の物をオススメします。
他の車種の物を流用しますと、ホースを無理に取りまわすことになるので、オススメしません・・・
NSR50 ホイール用 カラー
こちらはバイク用品店で、NSR50の専用カラーを前後購入しました。
寸法合えばこの方法が一番無難で、価格も抑えられます。
パーツを組付け、ディスクブレーキ化
画像はNS-1フォークとXR100Mのスイングアームです。
XR、NS-1はフロントフォークの長さが違います。
エイプとNS-1を比べると、NS-1の方が少し短いです。
このカスタムは、部品の交換がメインですが、ブレーキの調整が必要になります。
ブレーキを自分で整備するのが不安な方は、バイク屋さんにお願いすることをオススメします。
それ以外は部品交換のみの作業です!
前後ホイールはNSR50ホイールを中古で購入しました。
アップガレージで安く販売していました。
定期的に在庫チェックしていると、お宝に遭遇できますね!
NSRホイールに交換するだけで、エイプ純正と比べ、かなり軽量化になるようです。
フロントフォークはエイプタイプDを流用すれば一番簡単なのですが
出品が少ない上に、オークションでは価格が吊り上がる傾向にあります。
スイングアームは兄弟車であるXRからの流用 ポン付けでOKでした。
キャリパー一式とブレーキレバーは部品取り車両を購入した友人より購入しました。
友人の車両は前後ブレンボになっていました・・・
高級キャリパーは羨ましいですね。
ブレーキキャリパーを組み付け 純正ブレーキホースは表面がボロボロだったので
ステンメッシュに交換し、パッドは評価の高いデイトナ ハイパーパッドに交換しました。
ホースの表面が劣化している程度であれば、このままでも問題なく使用できますが
ブレーキに関するパーツなので、新品に交換した方が安心出来ますね。
フルードを充填しエア抜きして、制動力をチェック
いざ急制動です。
フルブレーキングでタイヤが滑るほどには制動力は上昇しました。
制動性能は上昇したが一番満足しているのは見た目です。
ホイールがNSRの物になりスッキリした印象にスポークがスポーティーで大満足
性能よりも、見た目が変わった喜びが大きかったです!
ご通読ありがとうございました! ではまた!
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