アイドリングストップ搭載車に普通のバッテリーは使えるの? バッテリーを安く交換するには?

アイドリングストップ対応バッテリー コラム
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近年アイドリングストップを搭載している車が多く見受けられますが
搭載しているバッテリーは従来のバッテリーとは規格が違います。

アイドリングストップ用バッテリーは従来型のバッテリーと比較して価格に数倍の差があります。
できれば安い方の従来型バッテリーを使用したいと思う方は多いのではないでしょうか?

この記事ではアイドリングストップ搭載車のバッテリーの違いと、従来型のバッテリーは使用可能なのか解説します。

結論から申しますと、従来型のバッテリーはアイドリングストップ搭載車には使用できません。

アイドリングストップ対応バッテリーとは?

アイドリングストップ車対応バッテリーとは、一言でいうと

高性能高出力かつ高効率を持ち、頻繁な車の再始動に必要な電力を提供できるバッテリーです。

アイドリングストップ機能を備えた車には、通常のバッテリーよりも高い性能が要求されます。
エンジンが停止し、再びエンジンを始動させるには多くの電気を消費しますね。

さらに、エンジンが停止して、バッテリーに電気が供給されていない間も
エアコンやスピーカーに電力を供給し続けなければなりませんので、多くの電気を蓄えられる大容量バッテリーが必要なのです。

なぜ従来型のバッテリーは使用できないのか

アイドリングストップ用バッテリーと従来型のバッテリーでは充電する際の仕様に差があります。

車はセルを回してエンジンを始動する際に多くの電力を必要とします。

アイドリングストップ車は頻繁にセルを使用しますので、次にアイドリングストップして再びセルを回すために、消費した電力を急速に補わなければなりません。

従来型のバッテリーではセルで使用した電力を充電しきるまでに数十分かかるとされています。

しかし頻繁にセルを使用するアイドリングストップ搭載車は大量に電気を必要とするため、急速な充電に対応できるバッテリーである必要があります。
そのためアイドリングストップ用バッテリーは急速充電に対応しており、車側にも急速充電をする機能が備わっているのです。

よって、アイドリングストップ搭載車に従来型のバッテリーを使用しても、急速充電に対応していないため使用することは難しいでしょう。

仮に従来型のバッテリーを搭載して使用出来たとしても、車体側の仕様により急速充電されるため
バッテリーに多くの負荷がかかり、著しくバッテリーの性能を低下させてしまうでしょう。

バッテリーの価格は低下傾向にある?

アイドリングストップ搭載車が世に広まってから、しばらくの期間が経過しました。

アイドリングストップを搭載した車も増えてきましたので、専用バッテリーの需要も比例して高まってきており、以前より安価に入手できるようになりました。

各バッテリーメーカーもアイドリングストップ用バッテリーを開発、販売していますので
さらに安価なバッテリーが開発されることが期待できます。

バッテリーはネット購入が安い!

アイドリングストップ対応バッテリーは
従来のバッテリーと比較して価格が高い傾向にあります。

アイドリングストップ車に乗るユーザー様は
「少しでも安く品質の高いバッテリーを入手したい」と考える方も多いのではないでしょうか?

少しでも安くバッテリーを購入するには
Amazonや楽天市場などのネットショップでの購入をオススメします。

カー用品店での購入はとても高価です。
次に安いのはホームセンターでの購入ですが、適合するバッテリーサイズを取り扱っていない場合が多いです。

そこでおすすめするのが、ネットショップですが
低品質なバッテリーを販売している業者が存在するのも事実です・・・

今回は筆者が実際に購入し、数年間、問題なく使用できた実績のあるバッテリーを紹介します。

おすすめバッテリー1 BOSCH

まず紹介するのはBOSCHのアイドリングストップ車対応のバッテリーです。
4年間に亘ってこちらのバッテリーを使用しましたが、交換する間際までパワフルにエンジン始動できていました。
Amazonでも評価も非常に高く、安心して使用できますね。

低い価格と高い信頼性を兼ね備えたバッテリーですので、安心して使用していただけます。
バッテリー選びに悩んでいる方はぜひ、BOSCHのバッテリーを使用してみてはいかがでしょうか?

おすすめバッテリー2 ATLASBX

こちらは筆者が現在使用中のATLASBXというメーカーのバッテリーです。

装着して2年目になりますが、始動もスムーズで問題なく使用出来ています。
アイドリングストップしている間隔が長くても、安心して使用できます。

アイドリングストップ用バッテリーは寿命が短い?

アイドリングストップ用バッテリーは急速充電を頻繁に繰り返すため、バッテリーの寿命は短く設定されています。

従来型のバッテリーの保証期間が3年に設定されているのに対して、同じメーカーのアイドリングストップ用バッテリーは2年と短く設定されている製品がほとんどです。

これは頻繁な急速充電により毎回大きな負荷をかけてしまうため、従来型のバッテリーに比べ寿命が短くなるのは、仕方ない仕様と言えます。

まとめ

アイドリングストップ搭載車に従来型のバッテリーが使用できるのかと、アイドリングストップ用バッテリーの特性について解説してきました。

結論 アイドリングストップ搭載車に従来型バッテリーは使用出来ません!

従来型のバッテリーを使用出来たとしても、車体側の急速充電に対応できないため
負荷が大きく著しくバッテリーの寿命を短くしてしまうでしょう。

各メーカーの開発により、専用バッテリーは安価になりつつあります。

純正で搭載されているバッテリーメーカーだけでなく、他のバッテリーメーカーも開発に力を入れており
高性能で安価なバッテリーが販売されています。

価格に悩んでいる方は、他メーカーのバッテリーも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

ご通読ありがとうございました。

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