「車の塗装面に傷をつけてしまった・・・」
「修理に出さずに、なんとか安く傷を消したい!」
愛車に傷を付けてしまった人は、なんとか傷を消せないか考えますよね。
車屋に修理を依頼しようと考えているあなた!
軽い傷がついた程度でしたら、修理に出さなくても安く傷が消せるかもしれません!
この記事ではコンパウンドを使用して傷が消える仕組みを解説します。
宜しければ、最後までお付き合いください。
傷の状態
友人から車を擦ってしまったと連絡があり
実車の状態を見て、ポリッシングすることになりました。
傷の状態は、ほとんど擦り傷で、プレスライン部分などは深く削れている印象です。
どこまで傷が消せるか判りませんが、なるべく目立たなくする為
磨き作業にかかります。
傷が消えるメカニズム
傷消し作業のメカニズムですが、簡単な図で説明します。
車の塗装面はこのような層重なって形成されています。
クリア層とは透明で強度のある塗装で、現代の車はほぼ、この塗装構造で塗られています・
擦り傷などの浅い傷
クリア層まででベースのカラー層に到達してない傷は、磨きで消すことができます。
赤い線まで、傷の到達している最深部まで表面を削ります。
傷だった所は、周辺と同じ高さになり、平滑にすることで
傷を消すことができます。
手作りの説明画像ですが、この仕組みが伝われば嬉しいです。
傷消しに使用した道具
使用した道具がこちらになります。
傷の状態を考え、この道具を選びました。
- 研磨ペーパー2000番~3000番
- コンパウンド 細目 極細目 超微粒子
- ポリッシャー
作業手順
まずは、傷の付いてる面を水洗いして埃や汚れを落としましょう。
2000番の研磨ペーパーで傷面を研磨していきます。
ダブルアクションサンダーにクッションパッドを付けて作業します。
手作業の研磨でも同様で、深い傷が無くなるまで研磨していきましょう。
この作業で、傷の最深部まで削り傷を消してしまいます。
最初からコンパウンドで磨かない訳ですが
傷の最深部までコンパウンドで削るのは、時間が掛かりすぎてしまいます。
あと、傷口はギザギザに尖っているので、先に硬いペーパーで削ると
コンパウンド用のバフが痛まずに済みます。
傷周辺を3000番のペーパーで研磨し終わったら
もう一度、水洗いして研磨カスを落としましょう。
このまま、磨くと研磨カスで余計な傷を付けてしまいます。
次に使用するのは3Mのエフ・1です
このコンパウンドは細目で、切削力が高いです。
最初から極細目でスタートするより、作業が早いので、こちらを使用します。
ペーパーで付けた傷を消していきます
全体を磨いて、ペーパー目が消えたら
次のコンパウンドに移ります。
あとは定番であるこの2商品
ハード・1 ハード・2を使用しました。
この2商品は以前投稿した記事
車磨き初心者に捧ぐ オススメのコンパウンドを紹介で紹介しています。
宜しければ、参考になさってください。
今回は茶色系の濃色でしたので、ハード・2まで使用しました。
濃色車の場合はハード・2まで使用することをオススメします。
白などの淡色車に比べ、濃淡車は磨き傷が見えやすいため
なるべく細かい粒子のコンパウンドを最終に使いましょう。
ワックスで最終仕上げ
最後にワックスで最終の艶出しをします。
コンパウンドで表面を薄く削っているので
保護膜の役割と撥水の為、ワックス仕上げにしました。
完了したボディがこちら
深めで、消えるか不安だったエッジ部分の傷まで綺麗に消えています。
磨きはとても時間のかかる作業ですが、ボディが綺麗になるのは気持ちいいですね。
友人はとても喜んでくれていました。 僕も大満足です。
ご通読ありがとうございました。
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